みらファンは2022年11月に運営が開始されたまだ新しいサービスなので、本当に投資しても大丈夫なのか気になりますね。
そこで、みらファンの実績やメリット・デメリットについて調べてみました。
みらファンの実績やメリットは？
まずは、みらファンの実績やメリットについて確認していきましょう。
みらファンの実績は？
2023年3月時点で4件のファンドが出ており、全て愛知県内でのマンション運用となっています。
| ファンド名 | 地域 | 期待利回り | 運用期間 | 募集開始日 | 状態 |
|---|---|---|---|---|---|
| みらファン第1号 | 名古屋 | 6.0% | 6ヶ月 | 2022年12月23日 | 運用中 |
| みらファン第2号 | 名古屋 | 6.0% | 6ヶ月 | 2023年1月13日 | 運用中 |
| みらファン第3号 | 名古屋 | 6.0% | 6ヶ月 | 2023年2月10日 | 運用中 |
| みらファン第4号 | 愛知 | 6.3% | 9ヶ月 | 2023年3月17日 | 募集開始前 |
2023年3月時点で、
- 3件が運用中
- 1件が募集開始前
となっています。
運用がまだ1件も終わっていない為、元本割れや償還遅延等は現状では分からず、ファンドが4件出たという実績しか今のところありません。
みらファンが運用する名古屋の居住用マンションに投資するメリット
みらファンの運営会社である、㈱みらいアセットは名古屋市内に所在するため、投資先は愛知県内で特に名古屋市内が多いです。
みらファンが運用する愛知県内のマンション物件に投資するメリットとしては、
2027年には東京（品川）と名古屋を結ぶリニア中央新幹線が開通予定なので、経済の活性化や人口の増加の期待が出来る。
人口が増加することにより、住宅需要も上がり不動産の値上がりへの期待が持てる。
さらに、愛知県の県民総生産は全国3位、県民所得は全国2位と高所得者が多い県のため、家賃滞納リスクの低減等々が挙げられます。
| 順位 | 都道府県 | 所得 |
| 1位 | 東京都 | 5,757,000 |
| 2位 | 愛知県 | 3,661,000 |
| 3位 | 静岡県 | 3,407,000 |
| 4位 | 栃木県 | 3,351,000 |
| 5位 | 福井県 | 3,325,000 |
| 順位 | 都道府県 | 金額 |
| 1位 | 東京都 | 115兆6,824億421万円 |
| 2位 | 大阪府 | 41兆1,883億364万円 |
| 3位 | 愛知県 | 40兆9,107億717万円 |
| 4位 | 神奈川県 | 35兆2,053億910万円 |
| 5位 | 埼玉県 | 23兆6,427億960万円 |
県民総生産を分かりやすく端的に言えば、各都道府県が1年間で稼いだ利益になります。
県民総生産が高い県は、上場企業数が多く県民所得も高い傾向にあります。
これからリニア新幹線も開通すれば、愛知県への投資にさらなる期待が持てます。
＼みらファンで愛知県への分散投資／
想定利回りが若干高く、運用期間が短いメリット
みらファンでは、現在4件のファンドしか出ていませんが、期待利回りが６％以上と他社と比べると若干高めの設定になっています。
また、ファンドの運用期間は6か月～9か月間と短期の案件が多くなっています。
運用期間が短いメリットは、資金が長期間拘束されず、運営業者による倒産リスクの低減などが挙げられます。
ですので、他社不動産クラウドファンディングの案件を全体的に見ても短期ファンドの方が人気がある傾向です。
優先劣後構造なので元本割れリスクを低減できる
みらファンでは優先劣後構造を採用しており、20％の劣後出資を行っています。（2023年3月時点）
つまり、出資総額の20％まではみらファンが損失を補填するので、元本割れリスクの低減につながっています。
みらファンで劣後出資割合を見るには、
案件をクリック→プロジェクト概要の下部に掲載。
ファンドにより劣後割合は変わりますので、出資前には必ず確認するようにして下さい。
※仮に、上記案件の場合、価格下落が20％を超えると元本割れを起こすことになります。
投資家専用口座があるので振込手数料を削減できる
みらファンは、運用終了後の分配金や償還金の振込は銀行ではなく、投資家専用の口座に振り込まれます。
新たな案件に投資する際に、専用口座に振り込まれたお金で再投資すれば、銀行の振込手数料がかからないメリットがあります。
応募が殺到せず投資がしやすい
他社の不動産クラウドファンディングだと、案件が出る度に毎回クリック合戦に陥り1分以内で完売と怖くなるぐらい全く投資が出来ないデメリットがあります。
しかし、みらファンはまだ新サービスで認知度が低いため、ライバルが少なく投資がしやすいのもメリットです。
（ただし、全案件ともに即日で完売していますので募集開始前には待機だけはしておきましょう。）
投資をしながらSDGsに貢献できる
みらファンは築古物件（30年以上前の建物）を投資対象としています。
古い建物を再生・運用することはエネルギーや環境を大切に出来るので、これからは中古物件の活用に注目が集まっていきます。
つまり、みらファンなら投資をしながら世界が目標に掲げるSDGs（エスディージーエス:持続可能な開発目標）に貢献できることにつながります。
投資をただのお金儲けに利用するのではなく、社会貢献のために活用してくれる企業に運用をお任せしたいですね。
＼投資をしながら社会貢献／
みらファンのデメリットやリスクは？
次にみらファンのデメリットやリスクを確認しておきましょう。
案件が少なく実績がない不安
みらファンはまだ新サービスのため、案件がまだ4件しか出ておらず（2023年3月時点）実績はありません。
元本割れや償還遅延等が気になる方は、1号ファンドの運用が終わる2024年1月頃まで待たれることをお勧めします。
また、募集金額も1，2，3号は400万と少なかったですが、4号からは4,000万に増えているので今後に期待です。
入出金手数料がかかるデメリット
みらファンは入出金時に各銀行への振込手数料がかかります。
| 入金時 | 投資家負担（GMOあおぞらネット銀行からは振込手数料無料） |
| 分配金・償還時 | 投資家負担 |
| 運用手数料 | 各ファンドによる |
| 会員登録 | 無料 |
| 投資申請 | 無料 |
運用終了後の分配金や償還金は各投資家の専用口座に振り込まれます。
ですので、振込手数料を支払って出金するか、新たなファンドに投資するか選択可能です。
中途解約は出来ない
みらファンの案件は原則、中途解約が出来ない事になっています。
原則と記されているため、例外があるかもしれませんが必ず余裕資金だけで投資を行うようにしましょう。
また、クーリングオフは契約日から8日間以内なら可能です。
クーリングオフ届出書をダウンロードし、署名捺印し身分証明書の写しを同封の上みらいアセット本社に郵送する必要があります。
詳細は、公式サイト下部にある『クーリングオフについて』をご参照ください。
上場企業ではないので財務状況が分からない
みらファンを運営する㈱みらいアセットは上場企業では無いので、決算情報を公開する義務はありません。
決算情報が分からないと、現在の経営状態が赤字なのか黒字なのか、全く把握できないという事です。
また、ウェブ上で調べても決算情報は出てきません。ウェブ上に出てくる決算情報㈱あかるいみらいアセットとは別会社なのでご注意ください。
投資前に運営会社の決算報告書を確認したい方はTSON FUNDINGのように上場企業が運営する不動産クラウドファンディングをご利用ください。
元本割れや償還金遅延等のリスク
みらファンは不動産投資のため元本保証はなく、元本割れや償還遅延等のリスクがあります。
主なリスクとしては、
- みらファン自体の倒産リスク
- マンションの空室リスク
- 土地価格の変動リスク
- 地震や台風等の災害リスク
投資対象がマンション物件である以上、空室や家賃滞納による賃料の減少や土地価格の下落により売却価格の減少等のリスクがあります。
収益が悪化すれば元本毀損や想定利回り以下の分配金しか入らないリスクが常にある点はご留意ください。
みらファンの口コミや評判は？
みらファンはまだ運用から日数が経っていないので、ウェブやSNS上では口コミ等は出ておりません。
これから実績を残していけば、口コミ投稿が増えてきますので、その際に随時追記等を行っていきます。
みらファンにキャンペーンはある？
2023年3月時点、みらファンは過去一度もキャンペーンは実施されておりません。
今後、知名度アップや集客のためにキャンペーンが出るかもしれませんので、それまで会員登録を待つのもお勧めです。
他社で多いキャンペーンとしては、新規会員登録時や初めてのファンド投資時にアマゾンギフト券プレゼントといった内容が多くなっています。
最新情報は、公式サイトのお知らせ一覧から確認するようにしましょう。
みらファンの会員登録方法
みらファンの会員登録方法は至って簡単です。
- メールアドレスによる仮会員登録
- 本人確認書類の提出
- みらファンの審査完了後に認証コード入力して本人確認と口座開設完了
2.の本人確認に有効な書類は、
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 運転経歴証明書
等となっており、スマホで申請の場合は1点、PCの場合は2点の写真を撮ってアップロードが必要です。
スマホを使った本人確認は、proostというオンライン本人確認サービスです。
本人確認書類1枚の写真撮影とご自身の顔をスマホで撮影して本人確認が完了します。
スマホが無い又は顔を撮るのが嫌な方は、ハガキ郵送を選択しましょう。後日、ご自宅に届いたハガキに記載の認証コードをマイページで入力して登録完了です。
まとめ
みらファンの実績からメリットやデメリットについてまとめると、
2027年にはリニア新幹線が開通予定なので、愛知県の人口増加による不動産の値上がりに期待が出来る
みらファンは築古物件を運用しているので、投資をしながらSDGsへの社会貢献が出来る
想定利回りは他社より若干高めで運用期間が短いので、企業の倒産リスクや土地・建物価格下落リスクの低減につながる
みらファンは始まったばかりのサービスなのでまだ実績は少ないですが、これからに期待が出来るサービスです。
不動産クラウドファンディングで東京の物件ばかりに投資が集中されている方は、愛知県内への分散投資として候補に入れておきましょう。
＼現在、みらファンで募集中のファンドをチェック／
